これまで使っていたデジカメは、ソニー製
先代機である、ソニーのサイバーショットU20(DSC-U20)は、2003年1月4日に購入しています。2002年12月初旬に発売されたモデルですが、その1ヶ月後には購入しているので、わりと発売を心待ちにしていたようです。
その前はトイデジカメの NHJ Che-ez! moni-me っていうのを2001年10月ごろから使っていたようです。
液晶付きトイカメラ「Che-ez! moni-me」を買ってみました(impress PC Watch)
これが初のデジカメ。たしか、前モデルの超小型デジカメの Che-ez! SPYZ に液晶モニタが搭載されたのが目玉だったような気が…。この機械は撮影した画像のタイムスタンプが常に2002年1月8日になるので何ともコメントできませんが、あるときから、パソコンへの転送日をフォルダ名にしているので、それの一番古いのが 20011025 だったのです。
約1年の間にmoni-meが撮影して残っている画像は、186枚。しかも、レリーズラグが異常に大きいので、対象物でシャッターが切れず、あきらめた後の床が写ってる写真とか、いわゆる失敗も数多くあります。
2002年12月の東京ミレナリオ。30枚くらい撮って一番マシなのでコレですかね。
まあ、それはそれで愛嬌なのですが、本体の動作が不安定で、せっかく撮った写真がきちんと保存できてなかったり、消えてしまったりすることもあって、カメラとしては致命的なので、買い換えたのでした。
写真がうまく保存されていない例。赤い線で区切られた部分で別の画像になってしまっています。
ちなみに、備考として、メイン機は銀塩のNikon FG-20にタムロンの300mmズームレンズを装着して使っていて、必要に応じてオヤジのF80を借り出すという体制だったことも付記しておきます。FG-20にはもともと50mmの標準レンズが装着されていました。大学時代の作品提出のための写真取りには重宝しました。
これまで使っていたデジカメの購入ポイントを、おさらいする
記録を残していないので、正確なところはもはや確認のしようがありませんが、U20を購入したときのポイントはたしか、
ワンハンドで操作できる
電源スイッチ連動カバーとあいまって、片手で電源オン→モード設定→撮影→電源オフという操作ができました。
単焦点ながらパンフォーカスではなくAFなこと
トイデジカメでは、パンフォーカスなので、だいたいピントが合っているような、くっきりとは写ってないような、そんな写真しか撮れないのです。
沈胴式でないこと
撮影する度にいちいちレンズがせり出してくる仕組みのデジカメだと、使うまでのタイムロスが甚だしい(当時)ので。
33mm相当の広角な焦点距離(35mmどまりの機種がほとんど)
光学3倍ズームなどがもてはやされていましたが、メインで300mmの望遠ズームを一眼レフにつけて使っていると、割とそんなのはどうでもよくて、室内とかで撮るときに引ききれないことの方が重要な気がしました。
マクロが結構寄れること(10cmだったかな)
近くまで寄れること自体、というより、小さなモノを画面いっぱいに撮るためです。一眼レフならズームマクロレンズなどでもいいのですが(むちゃくちゃ高いレンズなので、それはそれで話が違いますが)
U10に比べて1.3メガピクセルから2メガピクセル機になって解像度的に実用になると思ったこと
200万画素はL判での出力に耐える、みたいな売り出しだったと思います。
カラー印刷に耐えるにはそのサイズで300dpi以上ということで、
U20の記録解像度は 1632px×1224px で、
L判 89mm×127mm に出力するとなると、長辺側で12.7cm÷2.54inch/cm×300dpi=1500pxを超えているので出力に耐える、みたいな計算だったと思います。(ちなみにU10は 1280px×960px だったっぽい)
[FAQ番号:001217]デジタルカメラの画素数ときれいに印刷できる用紙サイズの関係|よくある質問(FAQ)|エプソン
このサイトだと1.3メガピクセルでもOK的な表示ですが(笑)。ま、ひとつの目安ですしね。ビジュアル・ブックマーク(写真でメモる)っていう発想に共感したこと
常に携帯して日常生活を画像でメモする“ビジュアル・ブックマーク”スタイル
News and Information いつでも携帯して 気軽に撮影が楽しめる “サイバーショットU”に新開発1/2.7型プログレッシブスキャン方式CCDを搭載し有効200万画素を実現した 「DSC-U20」 発売
キャッチコピーは「ビジュアルブックマーク」。文字通り、普段からポケットやバッグに入れて持ち歩き、気になったものや身近なものを気軽にサッと撮るというコンセプトのデジカメだ。
PCUPdate:手のひらに収まる“ビジュアルブックマーク”デジカメ:ソニー サイバーショットDSC-U20
まあ、これはデジカメ共通に言えるコトだと思うのですが、マクロが結構寄れて、2メガピクセルの画素数という相乗効果で、印刷物や広告、看板などを撮影して後で文字が読み取れる、ということになるからです。
カラーがパステル調でなくカメラっぽいのが出たこと
そんなにこだわっているつもりはないのですが、moni-meもシルバー、U20もブラックと、従来のカメラっぽいカラーのものを選んでいますね。
掲示板(がんばれオモチャデジカメ)で11月4日に「デジカメ買うかなあ…。」と発言しています。このときに上げていた条件として、
動作がきびきびしていること
あまりデカすぎないこと
ちっちゃいデジカメが一番大事かな。
フラッシュは必須
意外とマクロ撮影できないのも不満。
電池とか撮影枚数は気にしなくてよさそう。
メモリのメディアは、メディアリーダーの互換性を考えると、SDカードかコンパクトフラッシュが希望になるな。
だったでしょうか。
使っていて良かった点を確認する
そして、使ってていいと思ったのは、
やはり広角が効く
35mmフィルム換算33mm相当、とのことですが、他機種の35mmと比べると、2mmの差は歴然でした。バイクを並べて端から端まで入れたり、テーブルについて盛りだくさんの料理をフレームに収めたり、居酒屋でテーブル全員を収めたり、と大活躍でした。
食事がおいしそうに撮れること
デジカメなので、バシバシ写真を撮ってもよくなり、ツーリング先で写真を撮ることが多くなってきて、増えた写真といえばやはり食事です。そして、なぜかこの食事がおいしそうに撮れるのが際だっていました。近距離でフラッシュを焚いて撮影すると、実にいい感じに撮れるのです。ツーリングの写真って食い物とバイクの写真が中心になるので、割と重要。
絞りが正方形なので、クロス型のきらめきが美しいこと
これは全然予想外だったのですが、
絞りがシンプルな正方形なので、キラキラした写真を撮ると非常に美しく仕上がったのです。
あまりごちゃごちゃとしたメニューがないので、ささっと設定してぱっぱと撮れること
ごちゃごちゃとメニューがいっぱいあっても、きっと使わないことが予想されます。ぱっと撮りだしてちゃっと撮ってしまう、というのが基本スタイルなので。
手軽さが際だっていました。
Cybershit-U20の不満点は
使ってて不便とか困ったのは
フラッシュチャージが3秒くらいかかって連写できないこと
電池がリチウムイオンじゃなくてニッケル水素の単4型である宿命かもしれませんが、これは割と不便さが際だちました。暗いところのスナップを撮るときって、割と連続して撮りたいシーンが多いんですよね。
夜景モードだと必ずフラッシュが発光すること
(フラッシュなしスローシャッターが欲しいシーンは結構あって、このせいも夜の弱さを際だたせてました)
液晶が小さいのでピンぼけしててもわからないこと
AFならではの悩みなのですが、ちょっと暗かったり、周辺がごちゃごちゃしていて、AFがうまくフォーカスできていないときとか、ピンぼけになってても、液晶モニターでは確認のしようがないんですよね。
メモリーカードアクセスが遅い
128MBとかのメモリースティックを入れると起動ががぜん遅くなってしまって実用にならないこと。このため、わざわざ32MBのメモリースティックDUOを使ってました。
JPEGの圧縮率が高めなこと
キレイなグラデーションとかを撮影すると、JPEG圧縮特有のノイズが目立ちます。Moni-meの時は撮影できる30枚を撮りきったことがなかったのですが、U20をメインで使い始め、銀塩一眼レフを持ち歩かなくなってからは、1632×1224固定で、Photoshop等でリサイズして、JPEGのキタナイのを中和していました。
チョイ高くて迷いましたが、起動速度で今回は判定しました。ちなみに、Moni-meが起動後1枚撮影完了で10秒、DSC-U20が、起動後1枚撮影完了で3秒です。
ちょっとブロックノイズが目立って、これで35000円していいのか?とか思ってしまいますが、起動速度の速さはスゴイです。オプション類は何も買っていないです。ま不都合があったらおいおい買い足します。
U20は明らかにノイズ多い…。画質が必要なときは銀塩使うから別にいいけど…。
値段が微妙に割り切りを拒絶するけど、まあいいや(笑)。
当時35000円位していたようです。
そして2007年6月7日、撮影枚数が10,000枚を突破して、ファイル名が一周し、DSC09999.JPG から DSC00001.JPGとなりました。DSC10000.JPGじゃないのかよ、とチラッと思いましたが、まあ踏ん切りがついていいです。
撮影枚数10,000枚突破を機に買い替えようと、カメラ選定開始。